東京/ブリュッセル、2018年9月21日ーフレキソ印刷用感光性樹脂版開発のパイオニアであるAsahi Photoproductsは本日、食品用の角底バッグ、様々な紙袋及び自動包装機械に使用される印刷ロールを手掛けるCartotecnica Postumia社が、世界に散らばる顧客の需要に応え最高品質の製品を提供するために、Asahi
「Thema Studio社は長年にわたり製版品質を高め続けてきた製版に特化した専門の企業です」とCartotecnica Postumia社 最高経営責任者のPierluigi Gava氏は語ります。「優れたAsahiの製版システムに加え、当社とThema Studio社間の素晴らしい関係が、当社の成功の秘訣です。Thema Studio社によると、その時々に彼らは他社製の樹脂版をテストしてはいるが、これらはAsahiの版ほどの性能を発揮できず、印刷版洗浄のために印刷機を停止させる必要が生じたり、他の品質トラブルを引き起こすこともあるとの事です。当社は、Thema Studio社の助言を信頼します。」
Asahi版が同社の品質向上に寄与した事例の中に、FTA(フレキソ技術協会)欧州のダイヤモンド賞があります。2018年5月に行われた第二回ダイヤモンド賞発表時に、Cartotecnica Postumia 社はFTA欧州により、紙及びラベル用途でのナローウェブ部門において、ダイヤモンド賞が授与されました。Cartotecnica Postumia社のエントリー印刷物は、7色に加え、水性マットニス、UVグロスニスが施されています。「Asahi DSF版を用いて実現した印刷品質なくして、この印刷物を作る事は出来なかったと思います」とGava氏は付け加えました。「Asahi AFP™-DSF版は、耐摩耗性が求められるクラフト紙からコーティングしたライナー(紙)に至る、紙基材にて、最高品質の版です。」
Asahi樹脂版技術の効果
AFP™-DSFデジタル中硬度樹脂版は、印刷品質を新たなレベルまで高めます。DSF版は、耐摩耗性が求められるクラフト紙において、ハイライトの品質と優れたインキ転移性の両点を実現するために設計されました。ベタのインキ濃度とハイライト部のバランスが最適化されており、中間調のドットゲインを抑えながら、最高印刷速度でも良好なハイライト品質を実現し、同時に極めて優れたインキ転移性を実現します。特に適しているのはCartotecnica Postumia社が独占的に使用する水性インキによる、フィルムや紙用途へのフレキシブルパッケージング印刷です。
Asahi Photoproducts社のフレキソ印刷技術に関する詳細情報についてはwww.asahi-photoproducts.comをご覧ください。 更に詳細なCartotecnica Postumia社の記事をご覧になりたい方は、次のwww.asahi-photoproducts.com/cms/uploads/1537429041_ASA_Cartotecnica_CS_EN.pdfにアクセスしてください。
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キャプション:
Postumia building
Cartotecnica Postumia社の社屋
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左:Stefano Matteazzi 氏(製版会社Thema Studio社の共同オーナー)右:Pierluigi Gava氏(Cartotecnica Postumia社 最高経営責任者)ダイヤモンド賞受賞時
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スリーブに張り付けられたAFP™-DSF版
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左:Zeno Dal Pozzolo氏 (Cartotecnica Postumia社 生産監督責任者)右:Andrea Belloli氏 (Asahi Photoproducts社 イタリア支店長)
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製版会社Thema Studio:左:Stefano Matteazzi氏 (オーナー)右:Enzo Tecchio氏 (オーナー)
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ダイヤモンド賞を取得したDSF版を用いた印刷物
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Cartotecnica Postumia社の仕事において、95%は紙用途で、その内60%が砂糖の包装容器などの工業用包装であり、残り40%の用途が、高品質の紙袋(例:ヴァン・ゴッホを印刷した紙袋)です。
Postumia製品2018年Ipackima
代表的なCartotecnica Postumia社の実例
Asahi Photoproducts社について
Asahi Photoproductsは1971年に設立された旭化成株式会社の子会社です。フレキソ印刷用感光性樹脂版の開発ではトップクラスの先進企業に数えられています。高品質なフレキソ印刷技術を開発し、イノベーションを継続すると共に環境に配慮した印刷を推進することを目標に掲げています。