従来の樹脂版に比べ、稼働設備効率(OEE)が飛躍的に向上し、廃棄物の量が大幅に減少
2017年4月東京(日本)およびブリュッセル(ベルギー)発 – フレキソ印刷用感光性樹脂版の開発で先駆的な企業である Asahi Photoproducts 社は、イギリスの EFIA アワード2017で金賞、銀賞、銅賞を独占し、市場トップの地位を再び実証しました。フィルム印刷、紙印刷、段ボール印刷の各カテゴリで、Asahi のフレキソ樹脂版は様々な印刷用途で最高の品質を誇ることが証明されました。
Asahi のお客様の受賞例を挙げると、CJSC Uniflex 社がフィルムのフレキソ印刷部門、Ultimate Packaging 社が紙のフレキソ印刷部門、DS Smith Packaging Deutschland 社が段ボールのフレキソ印刷部門でそれぞれ金賞を受賞しました。
Asahi Photoproducts Europe 社のセールスディレクター、David Galton は、会社を代表して次のように喜びの言葉を述べています。「栄えある EFIA アワードをいただき、大変光栄です。Asahi 樹脂版は、品質面でも効率面でも、常に最高のスタンダードになることを目指しています。お客様からも、『製品管理に完璧を求める企業にとって、Asahi 樹脂版は最高の選択』であるという評価をいただいております」
独自の「Pinning Technology for Clean Transfer」を備えた Asahi フレキソ印刷樹脂版シリーズは、ゼロへの階調がより滑らかな軽印圧印刷を可能にします。これにより、印刷版の寿命が長くなると同時に、一貫した印刷品質の継続性を可能とします。Asahi フレキソ印刷樹脂版の主な利点としては、優れたインキ転移性、中間色エリアでのインキ絡みの低減、ドットゲインの減少が挙げられます。その結果、印刷中の版拭き回数が減り、印刷機の停止時間が短縮されます。その他にも、廃棄物の量が減るため、全体の稼働設備効率(OEE)が向上します。Asahi の「Pinning Technology for Clean Transfer」版は、高精細スクリーニング技術とマイクロセルパターン技術の大半と適性があります。
さらに、Asahi のフレキソ印刷用樹脂版は版位置合わせが容易であるため、常に高水準の品質を保つことでブランドオーナーの要望を満たし、フレキソ印刷会社の競争上の優位性を確保します。Galton 氏は、次のように付け加えました。「過去の評価で、「Pinning Technology for Clean Transfer」の印刷効率は、従来の溶剤版に比べ OEE が26%アップすることが実証されました。従来の樹脂版に比べ、Pinning Technology 版は印刷時間が33分も短く、それが効率化の大きな要因となりました。また、Pinning 版では、版拭きのために印刷機を停止する回数が少なく、この時間も39分削減する事が出来ました。更に、Asahi 樹脂版の廃棄物生成量は、575リニアメーターも少なくなりました。最後に、Pinning 版は印刷品質に優れ(ドットゲインが低く)、より鮮明な印刷が可能です。Asahiはこの様なお客様のためになる評価結果や利点を誇りに思っています」
Asahi Photoproducts社のソリューションに関する詳細は、www.asahi-photoproducts.comをご覧ください。
左から右へ:Sante Conselvan社/FTAの主催者 Charlie Baker氏(右) – Sante Conselvan社が紙のフレキソ印刷部門で国際カテゴリ賞を獲得:Steffen Blankenburg氏とMichael Fleck氏から銀賞を受け取るDS Smith Deutschland社。
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Asahi Photoproducts について
Asahi Photoproducts 社は、旭化成株式会社の子会社として1971年に設立され、ベルギーにヨーロッパ本社を構えます。フレキソ印刷用感光性樹脂版の開発ではトップクラスの先進企業に数えられています。高品質なフレキソ印刷ソリューションを開発し、イノベーションを継続すると共に、Asahi Photoproducts 社は環境に配慮した印刷の未来を推進することを目標に掲げています。