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Asahi Photoproducts が Labelexpo Europe 2017 へイノベーションと教育をテーマに出展

2017年6月28日東京(日本)及びブリュッセル(ベルギー)発 フレキソ印刷用感光性樹脂版の開発で先駆的な企業である Asahi Photoproducts 社は、本日、「Pinning Technology for Clean Transfer」を採用したAWP™水現像フレキソ版ソリューションを Labelexpo Europe 2017 で展示することを発表しました。同展示会はブリュッセルで9月25日から28日まで開催され、Asahi の出展ブースは Stand 5A34 です。

「Labelexpo Europe は、当社が出展を予定している展示会の中でも、最も重要な展示会の一つです」と語るのは、Asahi Photoproducts Europe 社のマネージングディレクターである加藤 昭博氏です。「ヨーロッパでは、ラベルやパッケージにおいて品質と生産性向上への関心が高まっているため、今年は特に力を入れています。展示会では、当社の専門家がお客様をサポートし、Asahi AWP™ 樹脂版が品質を犠牲にせず OEE(稼働設備効率)と生産性をどの様に向上させるかについて、分かりやすく説明します。当社のブースにお立ち寄りの方は、様々な印刷サンプルをご覧になったり、それぞれのニーズに最も適した樹脂版についてアドバイスを受けて頂けます。」

当社は、お客様に Fixed Colour Palette 印刷についても説明します。これは、最大7種類のインクを固定パレットとして使用し、特色インキの使用を実質ゼロにする技術です。同じインキを固定して使用するため、ジョブ毎の洗浄は不要で、ジョブの切り替えスピードも上がります。こうしたプロセスを実現できるのは、「Pinning Technology for Clean Transfer」を採用した Asahi 樹脂版では、版の見当合わせの精度が抜群であるためです。「当社の見解では、これはフレキソ印刷の、特にフレキシブルパッケージ印刷の未来を象徴する技術なのです。フレキソ印刷がデジタル印刷と肩を並べる日はそう遠くはないでしょう」と加藤氏は付け加えました。

出展物

Asahi Photoproducts 社が Labelexpo に展示する新製品は、AWP™-DEW 樹脂版です。このソリューションでは、AWP™ DEF 樹脂版で高い評価を受けた品質特性を受け継ぎながら、製版速度がさらに向上しました。製版速度を高めたうえでラベル印刷やパッケージ印刷に最適な樹脂版となり、品質と OEE の大幅な向上というメリットが見込まれます。

お客様の声

「グラビアやオフセット印刷からの脱却を検討している印刷加工企業は、AWP™ の利点に心底驚くことでしょう」と語るのは、Creation Reprographics 社マネージングディレクターの Matt Francklow 氏です。「当社は、イギリスにおける Asahi AWP™ 水現像樹脂版システムのパイオニアとして、この樹脂版を初期から使用してきました。他社の感光性樹脂版に比べ際立ったパフォーマンスを誇り、リピーターの数も増えており、お客様からは一様に、優れた印刷の見当精度と品質に対し賞賛の声が寄せられています」

Asahi の製品に満足しているもう一つの企業が、チェコを拠点とするラベル印刷加工企業の Colognia Press 社です。同社では OEE を向上させる方法を模索していました。「当社が使用していたフレキソ樹脂版では、版の洗浄と交換のために何度も印刷機を停止する必要がありました」と語るのは、デスクトップパブリッシング事業部マネージャーの Bohdan Holona 氏です。「ロングランのジョブでは、トータル時間の半分がダウンタイムとなっていました。また、ショートランの仕事でも、印刷の初めと終わりで一貫した印刷品質の実現が出来ず、満足しておりませんでした。樹脂版を洗浄したり、品質を調整するために印刷機を停止したりすることが多かったからです」何社かの樹脂版を比較検討した後、Holona 氏は Asahi AWP™ 製版機の導入を会社に報告しました。「今では、10キロメートルの印刷ジョブでも印刷機を停止せずに印刷が可能です。印刷時間が22時間にも及ぶ仕事でも、1つの版で印刷機を停止せずに続ける事が出来ました。しかも、印刷の初めから終わりまで印刷品質は高いレベルで一貫していました。とんでもないことですよ」と、Holona 氏は嬉しそうに付け加えました。

「Pinning Technology for Clean Transfer」の詳細

「Pinning Technology for Clean Transfer」は、Asahi のフレキソ印刷用樹脂版の数多くに採用されており、良好なインキ転移を実現し、版表面やスクリーンエリア(網点)のショルダー部へのインキ蓄積を防ぎます。これにより、印刷中の版洗浄回数が減り、印刷機停止回数が削減されると同時に大幅な品質向上を可能とします。Asahi の樹脂版は、版の見当合わせ精度が非常に高いため、Fixed Colour Palette印刷において極めて高品質なプロセス印刷を可能とし、特色の使用と管理を最小限に抑えられます。

また、「Pinning Technology for Clean Transfer」は軽印圧の印圧設定を可能にします。特別に開発した Asahi 高分子化学により実現された版面の張力の低さを利用し、インキの流出を抑え、インキは接触角が大きく止め点が高い小球状になります。その結果、版から被印刷体へのインキ転移をより均質化できるため、フレキソ印刷会社はますます増大する顧客の品質要求を満たすことができるようになります。

「Pinning Technology for Clean Transfer」及び Asahi Photoproducts Europe 社が誇るその他のフレキソ印刷ソリューションの詳細は、www.asahi-photoproducts.com をご覧ください。

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メディアの方へ:Asahi Photoproducts の担当者への1対1の取材をご希望の方は、Monika Dürr(monika.d@duomedia.com)までご連絡ください。

Asahi Photoproducts について

Asahi Photoproducts 社は、旭化成株式会社の子会社として1971年に設立され、ヨーロッパ本社をベルギーに構えます。フレキソ印刷用感光性樹脂版の開発ではトップクラスの先進企業に数えられています。高品質なフレキソ印刷ソリューションを開発し、イノベーションを継続すると共に、Asahi Photoproducts社 は環境に配慮した印刷の未来を推進することを目標に掲げています。

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